2007/02/22

私にとって第3軍は

偶然、BS-2でやっていた「パットン大戦車軍団」を見た。
いやー、これすごいわ。歴史好きで近代戦争にアレルギーが
なければ、ぜひお勧め。

ジョージ・パットンもよかったけど、オマル・ブラッドリーとか、
英軍のモンティとか独軍のロンメルとか、あげくの果てには
ソ連のカトゥコフまでちゃんと描写してるのがすばらしい。
ロンメルにいたっては、著書『歩兵の突撃』を出すほど凝ってる。
すごい。

パットンは、よき戦車士官であり、軍人でありました。
が、「神の視点」で故人を評することを許してもらえれば、
彼の軍人としての功績はWW2初期で終わっています。
ソ連(ワルシャワ条約機構軍)機甲師団の戦力・戦闘教義を
見抜いたのは、彼の専門が機構戦術であったからに過ぎない。
(この着想自体は真に慧眼で、以降、NATO軍はWTO軍と
戦力バランスを保つことに腐心した。その延長戦上に
INF条約が締結されることになる)
その意味では、冷戦を見ることなくこの世を去ったのは、
彼にとっては幸福であったかもしれません。


上司としては頼もしいが、部下にするには難しい。
しかし、彼は間違いなく、愛すべき軍人でした。

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